疑問文とは文字通り質問する文で相手に情報を聞き出すために使用する文です。
疑問文には質問をしたときに相手が「はい」、「いいえ」で答えれるものと「より詳しい解説」が必要な疑問文があります。日本語でも「~は好きですか」や「~は得意ですか」という質問には「はい」、「いいえ」で答えられますが、「何が好きですか」や「どうやればいいですか」なども質問は「はい」、「いいえ」では答えられず、具体的な回答が必要になります。
Yes,Noで答えられる質問
疑問文でYes,Noで回答できる質問は
・Do+主語(S)+一般動詞(V)
・Is(be動詞)+主語(S)
・Canなど(助動詞)+主語(S)+一般動詞(V)
この三つの形で表現されます。
Doの場合
この疑問文は質問したい内容が現在形、過去形、三人称単数の場合によって変わります。
現在形の場合、
質問内容が「あなたは彼女のことが好きですか。」だったとすると
肯定文:you like her.(あなたは彼女のことが好きです。)
疑問文:Do you like her?
過去形の場合、
肯定文:You liked her.(あなたは彼女のことが好きでした。)
疑問文:Did you like her?(あなたは彼女のことが好きでしたか。)
このように過去形ではDoがDidに変わり動詞が原型に戻ります。
三人称単数の場合、
肯定文:He likes her.(彼は彼女のことが好きです。)
疑問文:Does he like her?(彼は彼女のことが好きですか。)
このように三人称単数ではDoがDoesに変わり動詞が原型に戻ります。
このように肯定文が主語+一般動詞+の時、疑問文はDo+主語+一般動詞原形に変わります。
Do/Does/Didの疑問文の時、
質問に対する回答はYesの場合、
Yes I do.
Yes I did.
Yes he does.
Noの場合、
No I do not.
No I didn’t.
No he doesn’t.
と回答します。
be動詞の場合
be動詞の疑問文は質問したい内容は現在形、過去形の場合によって変わります。
現在形の場合、
肯定文:You are busy.(あなたは忙しいです。)
疑問文:Are you busy?(あなたは忙しいですか。)
過去形の場合、
肯定文:It was school.(それは学校でした。)
疑問文:Was it school?(それは学校でしたか。)
このように肯定文が主語+be動詞+の時、疑問文はbe動詞+主語+動詞の原形に変わります。
質問に対する回答は、
Yes I am.
Yes I was.
NO he wasn’t.
NO she isn’t.などになります。
助動詞の場合
助動詞を使った疑問文は質問内容が現在形、過去形の場合によって変わります。
doも助動詞ですが他の助動詞は使い方が変わります。
現在形の場合、
肯定文:You can swim.(あなたは泳げます。)
疑問文:Can you swim?(あなたは泳げますか。)
過去形の場合、
肯定文:You would have liked some coffee.(あなたはコーヒーが飲みたかったでしょう。)
疑問文:Would you have liked some coffee?(コーヒーはいかがですか。)
Yes,NOで答えられない質問
Yes,Noで答えられない質問に対して具体的な回答を求める質問方法は6つあります。
一般に5W1H(What/When,Who,Where,Why,How)と呼ばれるよく使われる疑問文があります。
この疑問文は全て疑問詞(Whatなど)を全てdoやisを使った疑問文の先頭につけます。
What
Whatは「何」を質問する文章です。
例:What fruit do you like?(あなたは何のフルーツが好きですか。)
Whatがない場合はDo you like fruit?(あなたはフルーツが好きですか。)という質問になりますが、これだけではフルーツが好きかどうかの質問しかできませんが、疑問詞Whatを使うとフルーツの中でも具体的な種類の好みを知ることができます。
また、Whatの後に質問する分野を特定させることができます。
When
Whenは「いつ」を質問する文章です。
例:When did you take the test?(あなたはいつテストを受けましたか。)
Whenがない場合did you take the test?(あなたはテストを受けましたか。)という質問になり、いつテストを受けたが知ることができません。しかし、疑問詞Whenを使うことでいつ受けたが知ることができます。
Who
Whoは「だれ」を質問する文章です。
例:Who call you?(誰があなたに電話していますか。)
Whoではその行動をしている人物について質問する場合に使用されます。Whoでは主語を尋ねる場合と目的語を尋ねる場合があります。主語とは「~が」と質問する場合に使用され、動詞は三人称単数が使われ現在形の場合、語尾に「s」が付きます。目的語は「~に」や「~と」のようにそのもの自身が主語にならない場合に使用されます。また、動詞は助動詞やbe動詞が使われます。
Who call you?では解答がKenta call me.のように誰(Who)が指しているものが主語になるため一般動詞が使用されます。
Who did you meet yesterday?(昨日誰があなたに会いましたか。)では解答がI met Kenta.のように誰(Who)が指しているのは目的語になります。
Where
Whereは「どこで」を質問する文章です。
例:Where did you take the test?(あなたはどこでテストを受けましたか。)
Whereがない場合、Did you take the test?であればテストを受けたかどうかしか分からないためどこで受けたか分かりません。そこでWhereを挿入することで具体的な場所を把握することができます。
Why
Whyは「なぜ」を質問する文章です。
例:Why are you angry?(あなたはなぜ怒っていますか。)
Whyがない場合、Are you angry?では怒っているかどうかの判断はできますが、それがなぜ怒っているかどうかわからないためWhyを付けることで具体的な判断を行うことができます。
How
Howは「どのように」を質問する文章です。
例:How do you study?(どうのように勉強していますか。)
Howを付けることで具体的な動詞の具体的な行動が明確化されます。
HowはHowの後にoftenやmuchを付けることで「どの程度」や「いくら」という量や状態、程度を質問することもできます。
まとめ
以上のように5W1HではYes,Noだけでは具体的な事柄を知るために使用されます。
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