比較演算子とは
比較演算子とはプログラムを作成するとき、結果が比較条件に対してどのようになっているか判断する演算子です。
符合 | 説明 |
== | 等しい |
> | 大なり |
< | 小なり |
>= | 以上 |
<= | 以下 |
!= | 等しくない |
この比較演算子について一つずつ説明していきます。
==
==は与えられる結果が条件と同じ場合のみ真となります。
実際にプログラムで説明していきます。
num1 = int(input())
num2 = int(input())
if num1 == num2:
print("等しいです")
else:
print("等しくないです")
これを実行し、num1もnum2も10を挿入すると、
10
10
等しいです
このように値が等しい場合に真となります。
逆に、値が等しくない場合は
10
20
等しくないです
num1=num2とならないのでelseが真となるので「等しくないです」になります。
このように、与えられる結果が条件と同じ場合にのみ真となります。
>
>は与えられる結果が条件に対して大きい場合に真となります。
プログラムで説明すると、
num1 = int(input("数字1:"))
num2 = int(input("数字2:"))
if num1 > num2:
print("数字1の方が大きいです")
else:
print("数字2の方が大きいもしくは等しいです")
数字1に10、数字2に5を挿入すると、
数字1:10
数字2:5
数字1の方が大きいです。
このように数字1の方が数字2に比べて大きいためnum1 > num2が真となっています。
値が同じ場合、数字2の方が大きいときは
10
10
数字2の方が大きいもしくは等しいです
5
10
数字2の方が大きいもしくは等しいです
このように>では与えられる結果が条件に対して大きい場合に真となります。
<
<は与えられる結果が条件に対して小さい場合に真となります。
プログラムで説明すると、
num1 = int(input("数字1:"))
num2 = int(input("数字2:"))
if num1 < num2:
print("数字2の方が大きいです")
else:
print("数字1の方が大きいもしくは等しいです")
数字1に数字2より小さい数を入れると
数字1:5
数字2:10
数字2の方が大きいです
このようにnum1がnum2に比べて小さいのでnum1<num2が真となります。
値が同じ場合、数字2の方が小さいときは
数字1:10
数字2:10
数字1の方が大きいもしくは等しいです
数字1:10
数字2:5
数字1の方が大きいもしくは等しいです
このように<では与えられる結果が条件に対して小さい場合に真となります。
>=
>=は与えられる結果が条件に対して等しいか大きい場合に真となります。
プログラムで説明すると、
num1 = int(input("数字1:"))
num2 = int(input("数字2:"))
if num1 >= num2:
print("数字1の方が大きいもしくは数字2と等しいです")
else:
print("数字2の方が大きいです")
数字1に数字2以上の数を入れると
数字1:10
数字2:5
数字1の方が大きいもしくは数字2と等しいです
このようにnum1がnum2に比べて大きいのでnum1>=num2が真となります。
値が同じ場合、数字2の方が大きいときは
数字1:10
数字2:10
数字1の方が大きいもしくは数字2と等しいです
数字1:5
数字2:10
数字2の方が大きいです
>では同じ値は含まれませんでしたが、>=では同じ値でも含まれます。
このように、>=は与えられる結果が条件に対して等しいか大きい場合に真となります。
<=
<=は与えられる結果が条件に対して等しいか小さい場合に真となります。
プログラムで説明すると、
num1 = int(input("数字1:"))
num2 = int(input("数字2:"))
if num1 <= num2:
print("数字1の方が小さいもしくは数字2と等しいです")
else:
print("数字2の方が小さいです")
数字1に数字2以下の数を入れると
数字1:5
数字2:10
数字1の方が小さいもしくは数字2と等しいです
このようにnum1がnum2に比べて小さいのでnum1<=num2が真となります。
値が同じ場合、数字2の方が小さいときは、
数字1:10
数字2:10
数字1の方が小さいもしくは数字2と等しいです
数字1:10
数字2:5
数字2の方が小さいです
<では同じ値は含まれませんでしたが、<=では同じ値でも含まれます。
このように、<=では与えられる結果が条件に対して等しいか小さい場合に真となります。
!=
!=は与えられる結果が条件に合わないときに真となります。
プログラムで説明すると、
num1 = int(input("数字1:"))
num2 = int(input("数字2:"))
if num1 != num2:
print("数字1と数字2は等しくないです")
else:
print("数字1と数字2は等しいです")
数字1と数字2に等しい数を入れると、
数字1:10
数字2:10
数字1と数字2は等しいです
等しくない適当な数を入れると
数字1:10
数字2:5
数字1と数字2は等しくないです
このように!=では与えられる結果が条件に合わないときに真となります。
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