今回は最近話題のAIやgoogle,Instagramなど幅広い分野で使われているPythonについて説明していきます。
今回説明するのは基本的なデータ型、出力処理について説明していきます。
Pythonの導入
本サイトではVisual Studio Code(通称VScode)を使って説明していきます。
まず、VScodeを導入するためにhttps://code.visualstudio.com/downloadにアクセスし、ダウンロードを行ってください。
Windowsを使用している人は一番左を、Linux(Cent OS,Red Hatなど)を使用している人は真ん中、Macを使っている人は右をダウンロードしてください。
これをクリックすると「インストールしようとしているアプリは、Microsoft検証済みアプリではありません。」と出てきますが、そのままインストールし、使用許諾契約書を同意をしてください。
インストール先の指定はデフォルトのまま(動かしたい人は好きに変更してください。)次に進んでください。特に指定したいことがなければそのまま最後までいき、インストールをしてください。
インストールしたらVScodeを開き、画面左側の一番下の四角形が四つあるアイコンをクリックしてください。
Japanese Language Pack for Visual Studio Codeと検索し、
これをダウンロードしてください。
ダウンロードすると
というのが右下に出てくるのでChange Language Restartを押してください。すると、再起動され日本語表記になります。
また、Pythonを使用するため先ほどと同様に四角形が四つあるアイコンをクリックしPythonを調べ
インストールしてください。
そして、右上のファイルから新しいテキストファイルを押すと下の画面が出てくるので言語の選択をクリックし、
pythonを選択してください。これでPythonを使用することができるようになりました。
Pythonの基本
Pythonは出力をするための文字列にprintを使います。
print("Hello World")
まず、このように入力してください。
printというのは出力を行うための文字列で(“”)の中に入っている文字、式などが出力されます。
そして、これを出力するために仮想環境を導入します。
まず、画面上ではすでに設定しているので3.11.9(‘.venv’:venv)となっていますが設定してない場合はインタープリタの選択という風に表示されています。
そこを押すと、画面上部に下のような画面が出てきます。
ここで、仮想環境の作成を選択し、VenvかCondaのどちらかを選択してください。
VenvはPythonを使う場合に最適で、CondaはPython以外の言語を使用するときに管理が簡単になります。今回はPyhtonのみを使うのでvenvを選択しています。
作成したプログラムを実行するために右上の実行ボタンを押します。
実行ボタンを押すとしばらく待つと、下のようにターミナルにコマンドを打てるようになります。
このとき、実行ボタンを押したので、実行されていますが、自分でコマンドを打って実行してみましょう。
pythonのファイルを実行するコマンドは
python ファイル名.py です。
python Hello World.py
実際にファイルをターミナル実行してください。すると、下のようにエラーが生じます。
[Errno 2] NO such file or directory
ここでエラーができているのは作ったファイル(Hello World.py)がUsers>ユーザ名>Onedriveに保存されていますが、ターミナルではUsers>ユーザ名>Downloadsで実行されています。
そのため、実行する部分を変更しなければなりません。
cd ..と入力すると一つ上のディレクトリに行け、に立つ行きたい場合はcd ..//..で二つ行けます。
次にHello World.pyはOnedriveに入っているのでcd OneDriveでOneDriveのディレクトリに入ります。それを続けて実行したいファイルが存在しているフォルダーまで同様の手順を行っていきます。
これで、実行したいファイル(Hello World.py)が実行できるようになります。
実行してみると、Hello Worldと出力されています。
これでprintの説明は終わりです。
次にプログラムに影響を及ぼさないコメントを説明していきます。
#コメントは無視される
これをコメントといい#を行の頭に挿入するとそれ以降の同じ行はすべて無視されます。、その後の文章はブログラムでは無視されます。
print("コメントは無視される") #コメントは無視される
このブログラムを実行すると、
コメントは無視される
このように、#のあとに書いたものはすべて無視されます。
次にデータ型について説明していきます。
例えば、計算をする際に整数や文字などを定義するときに片方を整数型、もう一方を文字列型で入力した場合エラーが生じます。これらの障害や、複雑な計算をしたりするときに変数を定義することでわかりやすくなります。
そこで、データ型を文字の場合は文字列型(str)、整数型(int)などと認識させてやる必要があります。
しかし、pythonでは整数、文字列など自動で認識してくれるためintやstrで定義する必要がありません。
それでは基本的に使用されるデータ型について説明していきます。
a = 1 #整数型
print(a)
b = 1.53 #浮動小数点数型(小数点)
print(b)
c = 1+2j #複素数型
print(c)
print(a+b)
print(b+c)
このように数字を定義するにも複数の表現方法があり、整数型、浮動小数点数型、複素数型などがあります。
これを実行してみると
1
1.53
(1+2j)
2.5300000000000002
(2.5300000000000002+2j)
このように出力されます。
a+bとb+cの計算結果が間違っています。このようになる理由はプログラムが実行されるときに小数点が二進数に変換されて計算されるときに無限小数となって特定の値を表せないときに発生します。
このような問題が起こったときは、小数点第何位で丸めて実行することでこの問題を解決できます。
丸め方はf”{b+c:.2f}”で丸めることができます。
print(f"{a+b:.2f}")
print(f"{b+c:.2f}")
このように変更して実行してみると
2.53
2.53+2.00j
このように丸めることで正しい値が出力されました。
次に文字列について説明していきます。
text = "1" #文字列(""もしくは''で囲む)
print(text)
文字列に数字を挿入し出力すると
1
が出力されます。
この文字列の1と整数の1を足し算すると、
print(a+text)
print(a+text)
~^~~~~
TypeError: unsupported operand type(s) for +: 'int' and 'str'
このようにデータ型のタイプがint(整数型)とstr(文字列型)で異なっているためエラーになります。
データ型にはこれ以外にもlistやdict,seなど様々なものがあります。
list =[1, 2, text, 10, 99] #list型 listでは同じ型だけでなく異なる型も認識することができる
print(list)
dict = {"a":"1", "b":"1.53", "text":"text"} #辞書型 辞書では何と何が関係しあっているか表している
print(dict)
set = {1, 1, 1, 1, 2, 5} #set型 setでは同じ値は一つにまとめられる
print(set)
これを実行すると
[1, 2, '1', 10, 99]
{'a': '1', 'b': '1.53', 'text': 'text'}
{1, 2, 5}
データ型にはこれ以外にも様々な型がありますが今回は基本的なものについて説明しました。
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