電気通信主任技術者試験伝送交換について詳しく解説

電気通信主任技術者とは?

電気通信主任技術者とは電気通信事業者の電気通信ネットワークの工事、維持、管理を行うための監督する人のことです。

電気通信主任技術者試験には「伝送交換」と「線路」の二つの試験があります。

この二つは合格率が30%ほどです。

今回は伝送交換についての説明をしていきます。

試験科目

試験科目は伝送交換、線路とも電気通信システムと法規は同じ問題となります。

そして、伝送交換は伝送交換設備及び設備管理、線路は線路設備及び設備管理に分けられています。

電気通信システム、法規は100点満点で、伝送交換設備及び設備管理、線路設備及び設備管理は150点満点となっています。

それぞれ60%電気通信システム、法規は60点、伝送交換設備及び設備管理、線路設備及び設備管理は90点で合格となります。

電気通信システム

電気通信システムは合計で20問あり、論理回路、電気回路、電子回路などから構成されています。

この問題は過去問を使って勉強しておけば簡単に合格することができると思います。

法規

法規は合計で20問あり、電気通信事業法、端末設備等規則、有線電気通信事業法、不正アクセス禁止などから構成されています。

法規は結構覚えなければいけないところが多く、できるだけ早く勉強を始めることをおすすめしておきます。

範囲が広いですが法規は過去問と同じ問題から出てくる問題が多いため、過去問をしっかりと勉強し抜かれるところとまちっがているところをしっかりと押さえておけば合格できると思います。

伝送交換設備及び設備管理

伝送交換設備及び設備管理(以下伝送交換)は計66問あり、伝送、無線、交換、通信電力、サーバ、セキュリティ管理から構成されています。

伝送交換はこの試験の中で最も難しい問題です。

令和二年よりデータ通信と伝送交換が1つになっているため、令和二年以前の過去問を解くときはその両方を解かなければなりません。

最近の試験では過去13、14年ほど前の過去問からも出題されていたりと出題範囲が広くなかなか対策しずらい試験となっています。

合格するには過去問だけでなく理論を理解しておかなければ、六割はとることができません。

伝送交換はほぼ文章問題となっているので新門が出れば知らない限り解けないので捨ててしまってもいいと思います。新問のなかでも、過去に出た問題とよく似た問題がよくあります。これらの問題は過去問をしっかり理解しておけ問題なく解けると思います。

伝送交換はある限り過去問の勉強をするべきだと思います。

メリット

就職

自前でネットワークを持っている企業や機関には絶対ネットワークを管理する人が必要となります。

自前でネットワークを持っている企業はほとんど大手企業なので大手企業に就職しやすいと考えられます。

科目免除

電気通信主任技術者(伝送交換)に合格すれば、工事担任者総合通信の基礎、第一級陸上無線技術士の基礎と工学Aを免除することができます。

第一級陸上無線技術士の工学Aな中々難しい試験なので第一級陸上無線技術士を取得しようとしている人は先に伝送交換をとってもいいかもしれません。

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