TCP/IPモデルについてわかりやすく説明

ネットワーク

TCP/IPモデルは現在、最も使用されているネットワークのモデルです。

今回はTCP/IPモデルについて詳しく説明していきます。

TCP/IPモデルの歴史

ネットワークの歴史は長くアメリカで1967年にARPAnetがによってパケット通信のネットワークが開始されました。このころは特定の場所どうしを有線で結びネットワークを構築していました。

ネットワークを考える上でOSI参照モデルはわかりやすいモデルです。

OSI参照モデルは1984年に制定されました。

しかし、TCP/IPプロトコルは1973年に開発され利用されました。

そのため、OSI参照モデルが普及せず、TCP/IPモデルを基本としてネットワーク機器が開発されました。

TCP/IPモデルの概要

TCP/IPモデルの階層は以下のようになっています。

TCP/IPの4層はOSIモデルの7,6,5層に、TCP/IPの3層はOSIの4層、TCP/IPの2層はOSIの3層、TCP/IPの1層はOSIの2層、1層に相当します。

そのため、TCP/IPモデルとOSI参照モデルは同一のものとして扱うことができます。

それゆえ、OSI参照モデルがネットワークの勉強に使用されます。

各層の概要

ネットワークインターフェイス層

ネットワークインターフェイス層はTCP/IPモデルの1層に該当します。

この層では伝送のための制御をし伝送を行います。

インターネット層

インターネット層はTCP/IPモデルの2層に該当します。

この層では異なるネットワーク間でデータの転送とルーティングを行います。

ルーティングでは送信元から宛先まで最も効率のいい経路を見つけ転送します。

特に大規模なネットワークではデータ通信の基盤となっています。

トランスポート層

トランスポート層はTCP/IPモデルの3層に該当します。

エンドツーエンドの通信を提供する役割を持っています。

異なるネットワークシステム間で通信するための管理することによりアプリケーション層で効率的にデータを交換することができます。

アプリケーション層

アプリケーション層はTCP/IPモデルの4層に該当します。

この層ではデータを作成し、表現形式を交換しシステム間の制御を確立します。

考え方

現実ではOSI参照モデルは使用されていませんがネットワークを考える上で物理層(1層)、データリンク層(2層)、ネットワーク層(3層)、トランスポート層(4層)、アプリケーション層(5~7層)という風に考得られます。

これは筆者個人的な考え方ではなくどのネットワークの本でも同様の考え方となっています。

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